スケジュールの考え方
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社労士試験に独学で合格するためスケジュールの考え方は、どれだけ時間をかけるかではなく、こなすべき作業を、試験までにどれだけ質を高くこなすことができるかです。
この記事では、実際に私が半年間で勉強した内容を紹介します。
この方法で、令和5年度(2023年度)の試験で合格ラインまで点数を取ることができるようになりました。
社労士試験の時期は、毎年8月第4日曜日です。詳しくは以前の記事をご覧ください。
社労士試験で大切なことは、時間だけではなく質ですというお話も以前させていただきました。
ぽんこつが独学で使用したテキストを紹介
2023年度版 みんなが欲しかった! 社労士の教科書 TAC株式会社(社会保険労務士講座)
2023年度版 みんなが欲しかった! 社労士の問題集 TAC株式会社(社会保険労務士講座)
2023年度版 みんなが欲しかった! 社労士の年度別過去問題集5年分 TAC株式会社(社会保険労務士講座)
2023年度版 みんなが欲しかった!社労士の直前予想模試 TAC株式会社(社会保険労務士講座)
独学のために購入したものはこの4冊のみです。
独学で使用するテキストの考え方
勉強を進めているとこれだけでいいのか不安になりますよね。
結論から言うと、テキスト等はあれこれ手を出さないことが得策です。社労士試験は範囲が膨大ですので、知識の習得が中途半端になりがちです。
実際私もテキストを4周していますが、覚えきれていない内容はまだまだあります。
また、購入する出版社も同じものにしました。結果的に功を奏しました。例えば過去問や予想問題集などで、解答解説を見ると、テキストのどこに根拠が載っているため、見直しがとてもしやすかったです。
インプット期間
先ほども紹介した通り、私はインプットのためにテキストを4周しています。
ただ、回数を重ねればいいというものではなく、それぞれの周回には役割があるので、それを意識しながら勉強しましょう。
1周目:まずは全体像を把握する
社労士試験に範囲は膨大です。社労士試験の範囲については次の記事でまとめていますので、参考にご覧ください
書いてあることを丁寧に理解しようとすると時間がかかりすぎてしまい、初めの方の単元のことをすっかり忘れてしまいます。
できる限りインターバルは短くすることをおススメします。
1周目は無理に理解しようとせず、流し読みするような感覚で結構です。大切なことは、網羅的にこれから何を勉強するのかを実感することです。
私の使用していたテキストでは、各単元ごとにミニテストがあったことと、連動している問題集があったので、テキスト精読⇒問題集で演習を単元ごとに繰り返していました。
1周目は新たな知識をどんどん吸収するので、比較的楽しく学習が進められると思います。
2周目:精読の質を高め、理解を深める
2周目は基本的に1周目と同じです。2回目ということもあり、少なくとも1回目よりはテンポよく読み進められると思いますが、まだまだ覚えきるには足りません。
社労士試験の勉強で一番大変なのはこの2周目です。恐らく1周目でやった内容はほとんど覚えていられません。
このときに、本当に試験までに覚えられるのか?無理なんじゃないか?と疑心暗鬼になります。
必ず出来るようになると信じて邁進しましょう。とにかくテキスト精読⇒問題集で演習を繰り返していきます。
とても乱暴な言い方かもしれませんが、試験では7割取れば合格できます。全部覚える必要はありません。とにかくこの7割を取る確率を増やすために知識を増やしていきましょう。
3周目:精読から演習中心へ
インプット中心の学習からアウトプットしていくことを意識します。
これまではテキスト精読⇒問題集で演習を繰り返していましたが、3周目からは問題集で演習⇒間違えた問題をテキストで復習という形で進めていきます。
試験の勉強では、単に知識を増やしただけでは点数につながりません。頭に入れた知識を思い出す作業が必要になります。
このときできなかった問題は、4周目の時に重点的に復習が必要な個所になりますので、分かりやすいように付箋などを立てておくと良いです。
4周目:インプット期間総仕上げ
テキスト等が3周することを前提に作られていますが、時間に余裕があれば4周目まで進められるとベストです。
4周目は3周目の延長、補完的な役割として進めます。したがって、3周目の時にできなかった問題や理解が定着していない内容を復習します。
ここから先はアウトプット期間となるので、ここまでで得た知識等が、今後の勉強のベースになっていきます。(もちろん、アウトプットをしながら新たに覚えることもたくさんありますが。)
基本的に今後は、まとまった時間を使って覚える作業はなくなります。
アウトプット期間
アウトプットとは、覚えた知識を思い出す作業です。
また、社労士試験の問題の一部はある程度パターン化をしているので、「この単元ではこういう選択肢が出やすい。」というように定型的に覚えてしまします。
とにかく重要なことは、蓄えた知識を解答にどう生かしていくかです。
アウトプット期間で使用するのは主に「過去問」と「模試あるいは予想問題集」です。
過去問の選び方と使い方
過去問の選び方
書店の行けば、社労士試験の過去問がたくさん売っています。
問題が単元ごとに並んでいるものや、年度ごとに並んでいるもの、10年分や5年分など様々です。
アウトプットに使用していくのであれば、年度ごとに並んでいるものがおすすめです。アウトプットで学習するときは、できる限り本番に近い形で行うことが効果的です。
何年分必要かについては、多いに越したことはないというのが正直なところです。
私の場合、インプット期間でテキストを4周した時点で、試験まで1か月半という短い期間でしたので、本当は10年分を購入したかったですが、きっと間に合わないと思い、5年分の過去問を購入しました。
短い期間でしたが、過去問5年分も3周することで、初見の問題でも合格点を取るまでに実力をつけることができました。
過去問の使い方
過去問を使うときは、できる限り本番の環境に近い形で勉強するように心がけましょう。
とはいえ、例えば、択一式問題は試験時間210分という長丁場ですので、なかなかまとまった時間を確保することは難しいと思います。
そういう時は1問あたり3分あるいは一単元(10問)を30分を目安に問題を解くようにするのがいいでしょう。
実際私が問題を解くときは見直しの時間を確保する必要があるので、スマホでこまめに時間を図りながら、1問2分で解くようにしていました。
それを続けていると、感覚で問題を解く時間が分かるようになってきます。
そして、過去問で間違えた問題は確実に見直しをしてつぎは絶対に間違えないようにしましょう。
社労士試験では、過去に出された選択肢が、論点、言い回し、主語などを変えて出てくることがあります。問題を知っていることは、試験において大きなアドバンテージとなります。
予想問題集の使い方
予想問題集は過去問より先に解くことをおススメします。
理由は、予想問題集にはその年の試験に出題される可能性のある法改正ポイントが掲載されているからです。
法改正情報は基本的に最新のテキストを使用すれば、網羅できます。しかし、過去問では法改正情報の出題形式に慣れることができないので、対策が間に合わない可能性があります。
また、予想問題集や模試の問題は、実際の試験より難易度が高めに設定されていますので、点数が取れなくてもあまり気にしないことです。
何より、予想問題集には付属で解説映像や特典資料などがついていて、これが直前期の勉強に大変役に立ちました。
終わりに
社労士試験に独学で合格するためには、スケジュール管理が大切です。スケジュール管理はどれだけ時間をかけるかではありません。
今後、このブログでは、社労士試験合格を目指す方に役立つ情報などを発信します。
一緒に社労士試験の合格を目指して頑張りましょう!
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